みなさまこんにちは、瑛(@IknowAkeyA)です。
今回は語学学習に特化したスピーカー:BenQ treVolo Uをお試しさせていただいたのでたっぷりレビュー!
語学を勉強中の方はもちろん、外部スピーカーをお探しの方の参考になれば嬉しいです。それでは早速まいりましょう!!
Contents
BenQ treVolo Uの特徴
今回ご紹介するtreVolo Uは「声」に着目したBenQ初の語学学習に特化したスピーカーです。
- 声がクリアに、はっきり聴こえる優れた音声処理機能
- 英語勉強はじめ、語学学習に特化した声用スピーカー
- 音の細部まで、しっかりと伝わる集音性能
- 語学学習やオンラインでの学びに最適
本体と付属品について
本体
本体正面部分、商品画像で見たときはプラスチック製なのかな? と思っていたのですがなんと金属製。
カラー展開は2022年12月現在ブルーのみ。お部屋の雰囲気や色の好みと合わない方はちょっと選択肢が狭まるかもしれません。
サイズ感
本体のサイズは横幅がおよそ17 cm、高さは約10 cm。特筆すべきはその重さで、手に持つと結構ずっしりきます(重さ約760 g)。
先に紹介した通り、スピーカーの正面は金属なのでちょっと滑りやすいです。片手で持つのはなんとなく落としそうで怖いので、持ち運ぶときは両手でしっかり、できれば底を支えるスタイルがおすすめ!
奥行きは付箋紙とほとんど同じというコンパクトさ。場所を取らないので、机の上には教科書や参考書をたくさん広げても大丈夫◎
デザインと機能
treVolo Uはちょっと変わった形をしていて、横から見るとこんなふうにスピーカー部分が少しだけ傾いている格好になっていることがわかります。
これはスピーカーと耳、マイクと口の位置関係が最も自然になるように工夫されたデザインで、公式HPによるとおよそ12度の傾斜がつけられているそう。
ちなみに、スピーカーの中身と全機能はこんな感じ。後ほど紹介する3つの音声モードを使い分けると、エコーキャンセラーがばっちり効いた背景の音やノイズを除去した環境下での音声学習もできちゃいます◎
付属品
付属品は以下の通り。
- 充電用アダプタ
- USB-A to USB-Cケーブル
- 4pin 3.5 mm オーディオケーブル
付属のケーブルを使って充電をしたり、Bluetoothがない機器類と繋いだりする場合は長さに注意が必要。どちらも約80 cmなのでちょっと短めです。
バッテリー持ちや充電時間
今回のお試し使用では、BluetoothでiPadと繋いで連続で約11時間駆動させることができました。
約、と付いているのはiPadの充電が先に切れてしまったため、途中で休憩が挟まったから。普段遣いの範囲なら、バッテリー切れの心配はなさそうです◎
充電にかかる時間は純正アダプタとケーブルを使って5時間ほど。公式HPによると3時間で80%以上充電可能とのことなので、電池切れまでいかない状態で充電する場合は大体3~4時間あればフル充電ができると考えておくと良さそうです。
3つの音声モード
treVolo Uには3つの音声モードが用意されていて、学習内容や環境に合わせて再生モードを切り替えることで最適な音質をチョイスすることができます◎
音楽モード
これは高音と低音のバランスが取れたモードで、いわゆる外付けスピーカーとして利用するときに最適。treVolo Uを起動したときのデフォルトモードです。
臨場感のあるサウンドがお好きな方には刺さる音質で、特にチル系BGMやジャズとの相性がいいように思います(※主の主観です)
動画学習モード
デフォルト状態の「音楽モード」から1回モード切替を行うと「動画学習モード」に切り替わり、LEDが常時点灯するようになります。
半信半疑でTEDや映画を見まくってみたのですが、本当に音声が聞き取りやすくてびっくりしました。
説明が難しいのですが、日本人が苦手とする「r」の発音の舌の位置が音で把握できるような感覚になったり、「th」に見られる特有の息遣いがめちゃくちゃはっきり聞き取れたりします。
韓国語をご存知の方で、発音の壁を経験したことのある方なら、たとえば「어」と「오」の違いや「우」と「으」の違いがすごく聞きやすいこともわかるかと思います。
ライブ学習モード
「動画学習モード」の状態でもう一度モード切替ボタンを押すと、「ライブ学習モード」に切り替わります。LEDは点灯状態から点滅状態にチェンジ。
周囲の音やエコーを強力にカットしてくれるので、クリアな音で相手とのやり取りができるようになります。
音質は電話っぽい感じ、どこかラジオを彷彿とさせる電子的な響きになりますが、このあたりはノイズキャンセリングをしているから致し方なし。
動画学習モードがあるので、動画を使った語学学習のときにライブ学習モードを使ってやろう! と思う方はそういらっしゃらないかもしれませんが、このモードは背景の音によっては特定の音が聞き取りにくくなる(かも知れない)のでちょこっとだけ注意が必要です。
BGM程度の音が流れている場所で使用するぶんにはなんの問題もないのですが、例えば音楽がガンガン流れている場所やあまりにも賑やかすぎる場所で使用した場合、ノイズやエコーと被った音が聞き取りにくくなってしまいます。
参考:Youtube比較動画の音声波形
上から順番に「音楽モード」「動画学習モード」「ライブ学習モード」で同じ動画を再生したときの音声波形。
動画学習モードでは特徴的な部分の音、特に話し始めや話者が気持ちを込めている会話的に重要な部分のエッジが際立っていることがわかります◎
ライブ学習モードはがっつり波形が違っていることからもわかる通り、音声がぐっと前に出てくるのでめちゃくちゃ聞き取りやすいです。会議で「もう一度お願いします……」なんてことが激減しそう。
安心モード
treVolo Uには「安心モード」という機能も搭載されています。
これはユーザーとスピーカーの距離をもとに、treVolo Uが最適な音量に自動調整してくれるというもの。専用アプリを使えば、音量のレベルは自分好みに設定することもできます。
音の出しすぎが気になる……という場合でも「安心モード」ボタンを押すだけで適切な音量で学習ができる、というのはすごく大きなメリットだと思います。
小さい子は特に熱中すると音を大きくしがちなので普段のスピーカーとして使うときも活躍しそうな機能です。
もちろん、大人も勉強にのめり込むとついつい音を大きくしちゃう、なんてことがあるので安心モードを使う機会は多いかもしれません◎
音声アシスト機能「音符ちゃん」
めちゃくちゃ突然ですが、実はtreVolo Uには名前がついています。
Siriやアレクサと同じように「音符ちゃん」と名前を呼んでから「音量を上げて(下げて)」やモード切替を音声指示で行えるようになります◎
モード切り替えのボタンを長押しすると音声アシスト機能がONになるので、「音符ちゃん」と呼びかけて反応があってから(=確認音が流れてから)続く指示を伝えてあげます。
気になるところ
ここまでtreVolo Uのメリットをたくさん紹介してきましたが、使ってみて少しだけ気になるところもありました。
価格が高め
お値段約3万円ということで、お手軽な買い物ではないことも事実。すでにスピーカーをお持ちの方や、語学学習はヘッドフォン派という方は、実際に店頭で試してから購入の決断をしても良いかな、と感じます。
モード確認がしにくい
現在の再生モードを確認する方法は本体上部のライトなのですが、本体に傾斜がついているせいで使用中にライトを確認しようとすると本体を傾けないといけません。
今動画モードだっけ? と思ったときにチラッと見るだけで確認できたらベストなのですが、手を止めて本体をちょこっと傾けて……という動作が必要なのは少しだけ面倒。
モード確認は事前にしておくのがおすすめです◎
色展開が1色のみ
先にも紹介した通り、今のところカラー展開はブルーのみ。
どんな場所にも馴染みやすい色ではあるものの、スタイリッシュというよりおしゃれでかわいい雰囲気です。人によってはホワイトやブラック、グリーンといった色展開があればお部屋の雰囲気や好みに合わせてチョイスできるのに……と思ってしまうかもしれません。
音声アシスト機能は△
音符ちゃんというアシスト機能ですが、こちらは起動するためにボタン操作が必要で、かつしばらく入力がないと自動的にOFFになってしまいます。
例えば模擬試験を解く前に音声アシストをONにしていたとしても、途中でOFFになってしまって結局音量調節は手動……ということになりがちなのが惜しいポイントかな、と感じました。
まとめ
いかがでしたか?
今回は語学学習におすすめのBenQ treVolo Uを紹介しました。
言葉の聞きやすさ、言語のディティールのつかみやすさが桁違いだったので、気になる方はぜひYoutubeやBenQ:treVolo U 公式HPで音の違いを確かめてみてくださいね◎
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
- BenQ:treVolo U 公式HP
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