みなさんこんにちは、瑛(@IknowAkeyA)です。
早いものでもう師走、ついに受験シーズンが到来しました……!
受験生の皆さんの中には、もう指定校推薦の結果が出て自由の身!! と言う人もいらっしゃるかと思います。
今日はもしかしたら誰しも経験があるかもしれない、生徒からの相談をテーマに「勉強中&努力中のイライラ対処法」について考えてみたいと思います◎
Contents
遊んでいる仲間を見ると、イライラする……。
特にこれからの季節に一般受験を控えている人たちからすると、推薦で受験を終えて開放感MAXな仲間たちの姿を見ると妬ましいやら羨ましいやら、とにかく友達であろうと複雑な気持ちになるもの。
妬む方が悪いわけではないし、もちろん自由な時間を謳歌している友達が悪いわけでもない。
こうなることは最初から分かっていたからこそ、辛くなることってありますよね。
イライラするのは頑張っている証拠
最初に、遊んでいる人や不真面目に見えてしまう人に対してイライラするのは「あなたが何かを頑張っている証拠」だってことを声を大にしてお伝えしたい!!
進みが遅かったり、思うような結果が出なくて悶々としていたりするかもしれないけれど、それでもとにかく「今の自分を変えたい!!」と思って行動できるってすごいこと。
誰にでもできることでは決してないので、まずは「頑張りたいと思って行動している自分」を認めてあげてください◎
この相談は実際に生徒から持ちかけられたものなのですが、わたしはテスト前にだけ「ノート見せて!!」って言いに来る友達(?)に対して同じ気持ちになったな……というのを思い出しました笑
努力の安売りはしなくていい
もちろん、いろんなタイプの人が周りにいるので対処法も1つではありません。
だからこそまず伝えたいのが、どんな場合もあなた自信の努力を安売りする必要はないということ。
結果が出るのが遅くても、人の何倍も時間がかかってしまうとしても、自分の努力を他の誰かと比べて「大したことできてないな……」と思う必要はありません。
わたし自身も「なんであんな問題で悩んでいたのか、まじで謎」と思っているのですが、この経験を通して「物事の根本を理解する大切さ」を体感できたのも事実。
逆を言うと当時のわたしは「問題の解き方」だけに注目をして「どうしてそうなるのか」というところを考えずにいたから、すごく単純な問題も解けなくなっていたんだろうなと思います。
このあとは「自分がミスりやすいところ」と「その原因になる思考の癖」がつかめるようになったので、できないことができることに変わるまでの時間が短くなっていきました◎
「誰かに説明できるようになる」は結構使える
「わからない」と「わかる」の境界線ってすごく微妙だと思うけれど、わたしは「誰かに説明できる=わかる」という基準を設けて勉強するようにしていました。
問題が「解ける」だけだと解き方の暗記になりがちなので、「どうしてそうなるのか」まで説明できるようにしておくと◎
人間ってびっくりするほどすぐにものを忘れます笑
分からなかったときのことを思い出せるように、分からなくて苦しんでいる人に出会ったとき、その気持ちに寄り添いつつ的確な説明ができるように、未来の自分に対してメモを残すようにすると勉強の質がちょっとUPするかも◎
「ノート見せて」にはこう対処してたよ!
さて、先程ご紹介した「テスト前にノート見せて」の件。わたしの勤務校にも、同じ境遇で悩んでいる生徒が何人もいます。
それは「ノート見せて」と言う生徒の気持ち。
ただ「楽したい」ってだけの人もいるので注意が必要ですが、中には努力しているけれどどうしても苦手で、自分一人ではどうしようもなくて「助けて……」という気持ちでいる人もいます。
普段からわからないところを速攻聞けばいいじゃん! って思うのですが、「毎回聞いていたら申し訳なくて……」「またかよって思われそうで怖い」という話を聞いてすごく共感しました。
やってみると分かるのだけど、困っている人は例えば「これはこういう公式だから」と言われたことでも「どうしてそうなるの?」という疑問を持って問題を眺めていることが多いです。
さっきの「分かる=誰かに説明できる」と繋がってくるのだけど、困っている友達にわかりやすく説明するの、シンプルにめちゃくちゃ力になるのでこれは本当に全学生のみなさんに試してみてほしい……!
ここで大事なのが、いま紹介したことをやるには「時間が必要」だということ。
めちゃくちゃ当たり前なのですが、これが試験ギリギリだったり課題の提出期限ギリギリだったりするとメンタルが大変なことになります。
聞く側も聞かれる側もわからないことが出てきたら即対応! は鉄則にするのが◎
努力した(している)結果かもしれない、という可能性
単刀直入に結論から言うと、いま目の前で自由を謳歌している友達は、あなたが遊んでいるときから人知れず努力を重ねていた可能性があるということを忘れてはいけません。
テスト期間を例に考えてみましょう。
テスト期間の直前に勉強を詰め込むタイプのあなたは、普段はゲームや趣味に時間を割いています。
ところが、テスト一週間前に勉強せずにゲームをしている友人の姿を見かけたらーーあるいは、友人たちが連れ立って遊びに行く姿を見かけたら、どんな気持ちになるでしょうか。
日頃から努力を積み重ねていくことが難しい、大変だと言われる理由がまさにこれ。
周りの人はみんな、自由気ままに過ごしているからです。
大学進学、単位取得などなど同じ目標があったとしても、大半の人は「だってまだ早いし」と考えたり「受かればいいんでしょ?」という考え方に流されてしまいがち。
そんな中で日々努力を重ねてゆくのは至難の業。強い目的意識があるか、あるいは「自分は人の倍時間をかけないといけないんだ!」といったように自分の弱点を理解していなければまず間違いなく心が折れます(わたしは何度も折れました)。
学生の頃は本当に常に「もやもやする!!」な状態で目の前は常に濃霧状態だったのですが、これはもうめちゃくちゃ精神力を消費するだけなので本当に無意味だったなあ……と思います。
誰かの「普通」と比べない
勉強に限らずですが、人にはそれぞれ得意なこと&不得意なことがあります。
それが勉強になるとめちゃくちゃ顕著にでてくるから、みんなはすぐにできてるのにどうしてわたしはできないんだろう……と落ち込みがち。
人間なら苦手があって当たり前。
たとえば数学が苦手、と分かっているなら「よし!! わたしは数学苦手だから周囲の倍くらい時間がかかるって分かったぞ……復習だけだと追いつかないから、予習して授業でやるところをやってから授業に出たろ!」といった具合に。
死ぬほど進度が早くて「わからないところをいちいち聞いてる時間がない」ということを悟ったわたしは、授業でやるであろう範囲を先に予習して「ん? できますけど?(大嘘」という余裕を持って授業に出るようにしていました。
もちろん、人より時間はかかるし誰かが遊んでいるときに自分は勉強をしなくちゃいけないので苦しさはあったけれど、そのおかげで先に進むたびに「お!? わかるぞ!?」という感覚が増えていきました◎
この「わかるぞ」って感覚を普通に身に付けている人もいるけれど、そうじゃない人はゆっくり自分のペースで「考え方のコツ」みたいなものを体得していくしかないと思うのです。
自転車と一緒で一度コツを掴んでしまったらあとは絶対に忘れない! というのが勉強や経験!!
目標への向かい方は人それぞれ
自分が朝から晩まで死ぬほど努力をしているからと言って、別の誰かにも同じ姿勢を求めるのはちょっと乱暴。
特に自分が努力しているときだけ同じ姿勢を求めるのは、乱暴というより自分勝手。
ただし後になって「もっと早くからやればよかったああああ!!!」って後悔するのは努力不足なのでお気をつけを笑
まとめ(の代わりの引用)
まとめに代えて、どうしても不安定な気持ちになってしまうときに、ふと思い出す言葉をみなさんにご紹介しておこうと思います。
勉強というのは、いつかどこかで役に立つかもしれない、そういうものです。今すぐに役に立つと思っているのなら、そういうものが欲しいのなら、勉強なんて今すぐやめてしまいなさい。
高専のころ、とてもお世話になった先生が講義の中でぽつりと呟いた言葉です。
思えば、この言葉のおかげで学ぶことを諦めずに来られたし、今も夢を捨てずにいられるなと感じています。
この記事を読んでくださった皆さんにとって、素敵な明日が訪れますように◎
また次の記事でお会いしましょう!
それでは◎