コラム

「やりたいことが見つからない」に終止符を打つ方法5選

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高校生、大学生の皆さんの中には、就活の夏を送っている方も多いはず。

進路室で求人票を見てみたり、企業説明会に参加したりするけれど、そもそも何がしたいか分からない、どの業界もどの仕事もぶっちゃけ興味ないという人もいるのではないでしょうか。

今日は「やりたいこと」を見つけるヒントを、いくつか紹介しようと思います。

実は多数派

やりたいことが分からない、という人はびっくりするくらい多数派だというのが、高等学校で模擬面接や進路指導をしているわたしの感想。

専門学校に進学する、という人や就職したい企業はもう決まったよ、という人でも、なぜその学校(企業)を選んだのか尋ねると、

「進路の先生に勧められたから」
「お金がもらえるならどこでもいい」
「まだ就職したくないから進学する」

と答える生徒が多い多い……!

瑛
もちろん、学校にもよります。これはあくまで「わたしの学校では」というお話なので、ご参考まで。

この時期になっても就職したい企業の欄が白紙という事態に陥ることもあるのですが(※高校生の就職活動は9月から解禁なのでこの時期というのは結構きわどい時期)、その理由としてダントツなのが

やりたいことが分からない……。

というやつです。(というかほとんどこれ)

瑛
好きなことや興味のあることはあるのに、やりたいことはわかんない、という状態に陥る人って結構多いんです。

何を隠そう、学生時代はわたしもその一人でした。

「やりたいことがわからない」を掘り下げてみる

さて、ここからはわたしの経験をもとに「やりたいことがわからない」ってつまりどういうこと? という疑問について考えてみようと思います。

中学校卒業後、わたしは高等専門学校(いわゆる高専)に進学したわたしは、そこで電気工学やプログラミングについて学んでいました。

瑛
だけど正直な話、工学にあんまり興味は沸かなかったし、数学はいちばん苦手な教科でした。

わたしの来歴はこちらの記事を参照していただくとして……。

https://santenreader.com/about-aki_atab

どちらかと言わずとも国語や英語のほうがダントツに得意、小説を読むのも書くのも大好きだったわたしにとって工学漬けの毎日は地獄の日々。当然、周囲にいるのは工学が好きな人ばかりだから、話も合わない

そういう日々が続くと、ただ課題をこなすだけ(奨学金を借りていたので一定以上の成績を維持しなきゃいけなかった)、ただ資格を取るだけ(とりあえず進学就職どっちにも有利そうという理由)、しまいにはただ学校に通ってるだけという状態に。

瑛
いちばん苦しかったのは「わたしに工学は向いていない」という感覚を分かってくれる人がいなかったこと。

進路の話が出てくる時期、「わたしは工学、理系の道には進まない」と先生に相談しても

「本当に向いてなかったら今頃とっくの昔にやめてる」
「せっかく続けてきたんだからここで辞めるのはもったいないよ」
「文系の進路は就職率も悪いし、競争も激しいよ」

「働いてみたら好きになるかもしれない」

という答えが返ってくるばかり。おすすめの企業をいくつか紹介されたけれど、鬱々とした気持ちは増すばかり。

瑛
その当時はめちゃくちゃ悩んだし「なにしていいか分からない、なにしたいのかもわからない」状態だったんだけど、今ならわかる。

その理由はたった1つ。

圧倒的に、自分のことを知らなさすぎた。

だから、本当はやりたいことは分かっているんだけど、それを「やる」と言い切るだけの自信が生まれてこなかったのです。

やりたいことがわからない原因

1|自分のことを知らない

「自分のことなんて分かってるよ、分かってないのは周囲のほうだ」と思ったあなた。

瑛
要注意です!!

わたしも同じことを考えていました。
「自分のことなんだから、分かってて当然」という考え方に縛られているよということに気づけなかったせいで、大変な目に遭いました

意外と、自分のことって分からないもの。

たとえば、こんな質問。

あなたの好きなこと嫌いなこと得意なこと苦手なこと
それぞれ1つずつ挙げてみてください。

いかがでしょうか? 1つ、あるいはそれ以上あげることができましたか?
それでは、次の質問。

1つ目の質問の答えとして挙げた4つ(あるいはそれ以上)のこと。
あなたがそれらのことを好き(嫌い)、あるいは得意(苦手)だと感じる理由はなんですか? 

瑛
「なんとなく」止まりのものがあったら、「なんとなく」しか分かっていない可能性大。

2|純粋に趣味がない

好きなことが分からないとも言います。

やってるときは楽しいんだけど、終わってみるとそうでもない
別に楽しくないわけじゃない嫌いでもないんだけど、趣味かって聞かれるとそうでもない

趣味って呼べるほどのものじゃないを繰り返していたら、いつの間にか趣味そのものが消滅してしまったということもあります。

瑛
こういうときは、趣味が見つからないことが問題ではなくて、もっと別のところに問題があるのかも。

たとえば、こんな具合に。

飽きっぽい性格
めんどくさがり
余暇がない(=過労)
新しいことを始めるのが苦手
「誰か」と一緒がいい
一緒にいる「誰か」が好き
瑛
最後の2つは似てるけど全然違うからちょっと注意が必要。

「誰か」と一緒がいい、というのは1人じゃいやだという意味。
一緒にいる「誰か」が好き、というのはその人といることに意味があるということ。

「みんなで本を読むのが好き」なのは同じでも、前者は「1人だけで本読むのは気が引けるから誰かと読もう」と考えるけれど、後者は「1人で読むと大して楽しくないけど、みんな(例えば小さい子とか)で読むと楽しいぞ……!」と考える感じ。

前者の場合、好きなこと、やりたいことを見つけるのに時間がかかることが多いような気がします。周囲の人は、趣味や好きなことと出会うきっかけにはなっても、それを決める人ではないからです

3|好きなことは仕事にならない、という先入観

教育現場では、とにかく「仕事や企業の安定度」「一生食っていける仕事かどうか」にフォーカスが当たりがち。

言い換えれば、個人の趣向や希望ではなくお給料今までの学校での学びが無駄にならないことが優先されるわけです。

仕方のないことではあるけれど、最近は「一生同じ職場で働き続ける」という考え方が一般的ではなくなってきているし、好きでもなければ興味もない仕事をやり続けるのは、たとえお給料がもらえて福利厚生が充実していたとしても苦しいです。

やりたいことを見つけるには?

今の進路に魅力は感じないけれど、やりたいこともわからないし……という負の無限ループを断ち切るためのヒントを、いくつか書き連ねてみました。

1|好きなこと、嫌いなことを書き出してみる

頭の中で考えるより、ペンを持って紙に書き出すのがおすすめ!

考えたことを文字としてもう一度認識することで、より客観的に、より広い視点で見渡すことができるはず。

それができたら「どうして?」と自分にたずねてみましょう。

瑛
自分に対して「なぜ?」という疑問を持つことが、自分のことを知るためのいちばんの近道!

ネットを使った自己診断ツールを活用するのも手。

https://santenreader.com/entry/16personalitites_atab

2|友達に「自分のこと」を尋ねてみる

自分に聞けと言った直後になんだと思われそうですが、友達やご両親、先生にも「自分のこと」を尋ねてみましょう。

というのも、周りの人のほうが「長所・短所」「向き・不向き」「性格」なんかは良く把握していることが多いからです。

雑談や進路の話題が出たときに、例えば「わたしは自分のこと引っ込み思案だって思うんだけど、きみから見るとどう?」というふうにに尋ねてみると自分の知らない自分が見えてくるかも!

3|1つしか選べないとしたら、何を選ぶか考えてみる

これは「趣味がありすぎる」「好きなことが山ほどある」人向け
「やりたいことはあるんだけど、それ以上にやるべきことが多すぎてどうにもならない」という人にもおすすめの思考法です。

迷っているものをすべて書き出した上で、以下の質問に答えてみてください。

いま、あなたが書き出したもののうち、死ぬまでにたった1つのことしかできないとしたら、あなたは何を選びますか?

4|優先順位を考えてみる

これは「資格が必要とされる進路」と「自分が好きなことがやれる進路」のどちらを取るか迷っている人へのアドバイス。

たとえば、美容師に興味があるけれど、実は作家にもなりたいと思っていたとします。

この場合、美容師になるためには国家資格が必要ですが、作家になるために特別な資格は必要ありません。

どちらも同じくらい魅力的な場合、さらにもう片方の選択肢が本人の努力やセンスに依存する部分が多いものであるときに限りますが、資格試験の取得を最優先にして、ウェイトは軽めだけどもう一つの夢も追う(=水面下で技術を磨く)というように、優先順位をはっきりさせるとやるべきことをやるべきときにできる可能性が高くなりますよ!

5|「向いてない」も立派な学び

高等学校や大学で、ある特定の分野を専門に学んだからと言って、その後の人生で必ず学んだことを生かさなければならないわけではありません

「この分野向いてないな……」とか「こういうのは好きじゃないな」というのも立派な学びその分野のことを学んだからこそ得ることができた経験の1つです。

みんなが行くから。せっかく勉強したのにもったいないと、先生に言われたから。

もしかしたら、あなたは少数派かもしれない。だけど、誰かにとって魅力的なものがあなたにとっても魅力的なものだとは限りません

教えたことを何でもかんでも生かすのが、学校ではありません。
選択ミスや相性の不一致など、いろんな出来事を通して自分に合わないものを知る場所もまた学校なんじゃないかな、と思います。

5年後、10年後に後悔しない選択を。

いまの自分にとって、進路や就職という言葉は「めんどくさい」「できれば考えたくない」「さっさと終わらせたい」だけのものかもしれません。

だけど、その選択は間違いなく自分の一生を左右するもの。

たった数ヶ月の自由のために、その後の人生が後悔ばかりの日々になって「あのときもう少し真剣にやってれば……」と思うことがあるかもしれません。

瑛
もうちょっと勉強しとけばよかった……! って後悔している人は、今がチャンス

まだ早いかな、もう遅いかななんてことはありません。

「やりたいこと」を考える上で、何か参考になることがあれば幸いです。

それでは*

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当ブログ「三点リーダ」にて、心に響いた本のことや教育時事、手帳(トラベラーズノート、能率手帳、ミニ6バレットジャーナル)のことについての記事をお届けしています。 ここでの出会いが、あなたの明日に笑顔を増やす一助となりますように!