読破直後はとてつもない感動で一生忘れない!! と思っているものの、一週間もすると感動が薄れ、一ヶ月後には内容の記憶も断片的になってしまうわたしは、備忘録も兼ねて読書記録をつけています◎
誰かにおすすめの本を聞かれたときにも前に読んだけど内容どんなだっけ……とか、あらすじがそこまで出かかってるんだ……! といったモヤモヤに苦しまずに済むので、本好きの皆さんの日々をアップデートする一助となれば幸いです◎
読書記録のマイルール
読書記録つけてます! なんていうとめちゃくちゃ筆まめやん……と思われるかもしれませんが、何を隠そうわたしはとてつもないめんどくさがりです。
そんなわたしの読書記録マイルールは以下の通り。
- 読書記録をつけるのは「誰かにおすすめしたい本」のみ!
- 量より質(すぐ忘れるので内容を思い出すきっかけになるように◎)
- できるだけ手軽に、長く続けられること
- 記録が増えたときや書き足したいことができたときも対応できること
わたしは読書記録をつけるときに量より質を重視するようにしています。量書こうとすると挫折するからです。
具体的に言うと、これは人におすすめしたいぞと思った本だけ読書記録をつけるようにして、それ以外の本については記憶一発勝負。
そうそうこんな本読んだな〜! と振り返ることができる読書記録にも憧れたのですが、記録を付けることが苦しくて挫折してしまうよりはお気に入りだけに絞ってとっておきの記録をつけるほうがわたしには合っていたみたいです。
それから、再読時に感動ポイントが増えたときにも対応できる柔軟性は必須。本って読み返すたびに違う発見があるので、いつ読んでも書き留めておけるスタイルにしています◎。
読書記録に使うものたち
わたしが読書記録をつけるときに使っているものたちは情報カードとルーズリーフ。
最初は365デイズノートにつけていたのですが、綴じノートだとページの追加ができなくてあえなく断念。その後導入したバイブルサイズのシステム手帳は紙面が小さすぎてこちらも断念。
ただ、断念とはいえ365デイズノートの方眼はやっぱり書きやすくて、システム手帳はリフィルの移動や追加ができるところに魅力を感じていました。
ということで使い始めたルーズリーフがわたし的に大ヒット!
ルーズリーフは方眼を愛用していますが、罫線タイプが使いやすいよ! という方は罫線でも大丈夫。一番書きやすくてしっくり来るフォーマットを選んでみてください。
正直なところルーズリーフだけでもいいのですが、紙面が大きくなったぶん「で、どういう本だっけ?」という情報がぱっと欲しいときにはちょっと不便。
情報量が多すぎて記録というよりは感動したポイントを書いたメモの貯蓄場みたいになってしまいちょっと見づらかったので、情報カードには特に感動したポイントをコンパクトにまとめるようにしています。
さて、次からは読書の順を追いながら読書記録の付け方をご紹介します◎
1│本を読んでいるとき
本を読んでいる最中は、基本的にメモは取りません。いいなと思った部分や、勉強になるなと思ったところに細めの付箋をぽつぽつと張り付けてゆくだけ。まず一度通して読んだあとに「これは!」と思ったポイントを書き出すようにしています◎
付箋はポストイットのフィルムふせんがおすすめなのですが、ちょっとお高め。透明のココフセンもおすすめだけど、そもそも大量に貼り付けるために作られているものではないのでフィルムふせんはちょっとコスパ悪めなんですよね……。
ということで、普通の付箋を細切れにして使うことも多いです◎
読み進めるときに付箋をどう持つか問題が出てくるのですが、ココフセンの場合は背表紙に貼り付けておけるところもお気に入り。めちゃくちゃ重宝します……!
2│付箋の部分をルーズリーフに引用する
一度読み終えたら、こんどは付箋を付けた文章や台詞をルーズリーフに書き出していきます。
と言いながらちょこちょこ間違ってるけれども気にしない(言うorいう とかね……)。
このときのノート分割は、以前紹介したコーネル式ノートとほぼ同じです。
勉強ノートと違う点は、タイトルや出版社といった書籍情報を書くために上部にボックスを設けているというところだけ。
余白多めが好きなので贅沢に余白を作る分割にしていますが、このあたりもお好みで調整するのが◎
ノートは必ず見開きで◎
ここは好みが分かれるところかな? と思うのですが、わたしは必ず見開きで読書記録を始めるようにしています。
向かって左側に1ページ目がくるような格好にして、さらに書きはじめのページの裏は必ず白紙にするようにしています◎
前の読書記録に続ける形で書いても良いのですが、そうすると再読したときの記録がつけられなくなってしまうので、ルーズリーフは思い切って贅沢に使っています◎
3│情報カードに総まとめ!
本当はルーズリーフだけでも十分なのですが、情報量が多すぎて雑多なのでわたしは情報カードも併用しています◎
コンセプトは「記憶喪失になって同じ本を本屋さんに買いに行かなくちゃいけなくなったとき、これさえ持っていけばOKなデッキ」です笑
表面には本の基本情報を、裏面にはルーズリーフに書き出した引用のなかでも特にお気に入りのものをメモするようにしています。
具体的には、タイトルを含めて6つの内容を記入しています。
- タイトル
- 著者名
- 出版社
- 初版出版年月日
- 総ページ数
- 現在の版数
この情報カード、図書目録をイメージしています。よく図書館にある(最近見かけないですね……)、釜爺的な引き出しに入ったアレです。
適度に余白があるほうが参照しやすいということもあるので、こちらも余白をたくさんとって、色数や装飾は極力カット。
長い間保存するものなので耐光性の高いペンで記入していますが、こちらもお好みのペンを使って好きなスタイルで書くのが一番◎
図書目録│
図書目録は一つの図書館が収蔵している全図書の書誌項目を記録したもの。昔はカードで管理されていましたが、最近はオンライン化が進んでいる模様。
1876年、チャールズ・エイミー・カッターという人が『辞書体目録規則』の中で初めて書誌体系の目的(下記3点)を明文化しました。
- 以下のいずれかが分かっている書籍を探せるようにする(識別目的)
- 著者名
- 書名
- 主題
- その図書館が、以下の観点で所蔵しているものを示す(配列目的)
- 著者名
- 主題
- 種類
- 書籍を選ぶ際の補助とする(評価目的)
- 版によって選ぶ(書誌学的選択)
- 特徴によって選ぶ(文学的・トピック的選択)
自分自身が所蔵している本を把握しているはずなんだけど同じ本何冊も買ってしまうよね(末期)
ちなみにカードに記入されている内容や配置は少しずつ違っていて、たとえば京都大学大学院の目録はこんな感じになっています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は読書記録の仕方をご紹介しましたが、少しでも参考になることがあれば幸いです◎
書いていて思ったのですが、わたしは読書記録を「忘れないためにつける」と同時に「何度か見返して忘れていたことを思い出す」ためにも使っている(むしろ「思い出す」ために書いているという方がしっくりくるかも……)んだなあと再確認。
せっかく触れた本の世界、読んで終わりじゃもったいない!
少し先の「わたし」が忘れているかもしれないこと、思い出せずにいるかもしれないことを、今の「わたし」が書き留めておけたのなら、未来でちょっとだけいいことがあるかもしれません◎
皆さんも、ぜひ読書のお供に読書記録をつけてみてはいかがでしょうか◎
それでは、また次の記事でお会いしましょう!