手帳界隈でその名を聞かない日はない手帳、それが「ほぼ日手帳」。
「持つ人それぞれが自分の生活やスタイルにあわせて、自由にのびのび使える手帳」というコンセプトの素敵な手帳なのですが、残念ながらわたしは他の手帳に乗り換えることに。
今回の記事では、ほぼ日手帳を2年間使ったわたしが感じた「いいところ」と「合わなかったところ」をご紹介したいと思います!
Contents
ほぼ日手帳とは
ほぼ日手帳は、株式会社ほぼ日(にち)が制作する手帳のこと。第1号は2002年版、2019年現在18年の歴史がある手帳です。
- ライフスタイルに合わせて使える、1日1ページの自由な紙面
- パタンと開くページが便利かつ書きやすい
- 種類豊富なカバーに代表される数多くの純正ツールがある
そして2年とも挫折。ごめんなさいほぼ日手帳……。
ほぼ日に限らず、手帳は自分との相性が大事な道具。
たくさんの人が使っているし、使用例もめちゃくちゃ素敵だし、わたしもこういう手帳作ってみたい! と思ってもなかなかうまくいかないもの。
早速、ほぼ日手帳の紹介をしていきたいと思います。
わたしのほぼ日手帳
わたしの手元にあるほぼ日手帳は、2016年度版と2019年度版の2つ。
2年とも挫折しています(ごめんなさい!!)。
大きさはどちらもオリジナル(店頭に並んでるちっちゃめサイズのほぼ日)です。
トモエリバー、それもかなり薄手のものが使われているためかサイズと厚みのわりに重みは感じません。
紙面やページについて
マンスリー(月間)ページ
オリジナルだと一見小さそうに見えるけれど、仕事の予定もプライベートの予定もピッタリ収まるサイズ感。この枠から予定が溢れたことは2年間通して1度もありませんでした。
さすがすぎる……!
月初めのページ
月初めには、その月にやりたいことや忘れたくない予定をメモしておける白紙ページがセットされています。
月初め!という気分になれるのと、何より一ヶ月を貫く予定をチェックしやすいので重宝すること間違いなし。
紙が薄いので前のページの方眼を頼りに文字を書くこともできますが、白紙ページなので書きづらいと感じる人もいるかもしれません。
1日1ページ
ほぼ日手帳の紙面は1日1ページ。日記として使ってもいいし、スケジュールを管理してもいい。
この1日1ページの自由さに惹かれてほぼ日を愛用している人も多いのでは(というかここが一番のポイント!)と思います。
本の感想を書いても悠々としていられるので、書いている途中に「ページの余白足りなくなってきたどうしよう……」ということがないのも◎
なので、特におすすめしたいのはこんなタイプの人。
- たくさんメモしたい
- イラストを描いたりマスキングテープでデコりたい
- レシピノート、コーディネートログにしたい
- 一日の時間別ログと一緒にちょっとした日記を残しておきたい
時間ごとの管理もしやすい
ほぼ日手帳は方眼の左端が時間軸になっているため、時間ごとのスケジュール管理(いわゆるバーチカルタイプの手帳と同じ使い方)も得意です。
また、画像をよく見ると方眼の中に縦のラインが振られていることも分かります。
このラインで紙面を区切り、左側は「バーチカルタイプの手帳」として、右側は「日記などフリー手帳」として使うこともできるのが◎
ほぼ日の不便なところ
ここからはわたしがほぼ日を使う中で感じたデメリットや不便なところを紹介していきます。
インクの乾きが遅い
ほぼ日を使っていた当時、わたしはまだコクーンと運命の出会いを果たしていなかったため水性ペンで手帳を書くことが多かったのですが……。
ずっと紙面上にインクが残っているような感じで、小指の側面にインクが付いてしまうのです。
結果的に、指についたインクでページを汚してしまうのが結構なストレスになっていました。
水性ペンでの記入には不向きだったということが、ほぼ日手帳に書く機会を減らすきっかけになったように思います。
蛍光ペンも乾きづらい
ペンほどではないですが、蛍光ペンも乾きが遅いです。
特に書き始めと書き終わりのインクが溜まりやすい箇所は湿っている時間が長く、上から文字を書くとにじみがちに。
1日1ページの紙面が埋まらない
ほぼ日の特徴である自由な紙面を埋めるのが、徐々に苦痛になってきてしまったのです……。
仕事をしながらの手帳生活だったので、時間が取れない日があるとそのページだけ白紙になってしまいます。
あなぬけのページが増えていくたびに、少しずつやる気が削がれていってしまうのが辛い……書けない自分に罪悪感を覚えてしまうのも苦しいポイントでした。
重い
厚みや大きさのわりに軽いとはいえ、やっぱり持ち運ぶとなると重いです。
カフェなどで手帳を書くためだけに外出という場合はいいかもしれませんが、
- 仕事道具(ファイルや資料集、冊子)
- パソコン
- お弁当
- お茶
- 雨の日は折りたたみ傘
- 予定管理のためのほぼ日
……となると正直なところ苦痛です。
仕事のときに出しづらい
使い始める前は「なんとかなるだろ〜!」と思っていたのですが、意外にもなんとかならなかったのが仕事でほぼ日を使うときのこと。
職種にもよるけれど、わたしの場合は打ち合わせの場や会議などでオリジナルを出すのは気が引ける……という場面が圧倒的に多かったです。
だけどWeeksだと1日1ページの魅力がなくなってしまうし、カバーの選択肢もちょっと狭まるジレンマ。
ページ下の「日々の言葉」がいらない
好みが分かれることでも有名なほぼ日の「日々の言葉」ですが、わたしは合わなかったです……。
作り手側の主観が多めというか、似通ったものが多いのでだんだん新鮮味がなくなってしまうのです。
そのせいで「またこういうのか……」となんとなくげんなりしてしまうこともしばしば。
「自分のスタイルに合わせて自由に使えること」がコンセプトの手帳なら、手帳にはその日の自分の姿だけがシンプルに書かれているほうがいいなと思ってしまいました。
いまの手帳
そんなわけでほぼ日手帳を使い続けるのを断念してしまったわたしですが、現在は
- 能率手帳
- 365デイズノート
- ミニ6(システム手帳)
- トラベラーズノート(パスポートサイズ)
- 無印良品バーチカルスケジュール
iPad Pro(ノート管理)
→【2021年8月|iPad Air 4に買い替えました!!】
という形に落ち着いています。
ノートや手帳の数が増えても問題なく運用できているのは、ほぼ日手帳を使う日々を通して自分に合う手帳のスタイルを見極めることができたからだと思います。
どんな手帳を使うかということももちろん大切だけど、一番大切なのは手帳を書くことが目的ではなくて、手帳を書くことは日々を整える手段の一つ。
自分のスタイルや手帳の特徴をうまくとらえて自分にあった手帳に出会うこと、これが素敵な手帳ライフの第一歩かもしれません。
続かなかった、書ききれなかったというのは悪いことではなくて「このタイプの手帳は合わないんだな」ということがわかったんだと考えるのが◎。
挫折した手帳はまだいくつかありますので、現在の手帳記事とあわせて少しずつお届けして参ります。
これから手帳を選ぶ皆様にとって、少しでも参考になることがあれば幸いです*
それでは!