この前6月のおすすめを書いたばかりな気がするのに、気づけばもう7月最終日。
……はやい!!
それでは、7月のおすすめ本を紹介して参りましょう!
7月の購入本
□はまだ読めていない本。■は読了本です。
■ グレッグ・マキューン「エッセンシャル思考」
■ 佐藤義典「ドリルを売るには穴を売れ」
■ テッド・チャン「あなたの人生の物語」
【再読】
■ 小川未明「野ばら」
買った本は少なかったけれど、得るものがめちゃくちゃ大きかった1ヶ月となりました。
ビジネス本なんてあまり読まないわたしですが、今月おすすめする2冊は本当に出会えてよかったと思います!
7月のベストブック
1│グレッグ・マキューン「エッセンシャル思考」
出会えてよかった本その1。
次の日から役に立つビジネス本。
実際に、「エッセンシャル思考」を読んだ翌日の生徒の進路指導で、この本の内容が早速役に立ちました。
絶対にイエスと言いきれないなら、それはすなわちノーである。
「まあこんなものか……」と妥協していることをよくよく考えてみてください。
求めてる基準を6割くらいしか満たしていないのに「必要」と判断していること、結構あったりしない? 飲み会とか、雑務とか、友達付き合いとか。
「エッセンシャル思考」は、ぶっちゃけこれって無駄だよな……というものをたくさん抱え込んでいる人、どちらも捨てがたい夢や進路で迷っている人におすすめの本。
もっと的確に表現するなら「選ぶことを選ぶ方法」を学びたい人のための本です。
2│佐藤義典「ドリルを売るには穴を売れ」
これもビジネス書ですが、「ものを売るってどういうこと?」という基礎が学べてとても勉強になりました。
特に「顧客は品物ではなく機能を買う」という視点は、マーケティングのみならずすべての広報に活用できる視点。
お客様=相手の求めるものは何か? という問いに対する答えが、そこに至るまでの考え方や提案の仕方まで実例を交えて説明されていてとてもわかりやすかったです。
営業と現場の意見が食い違うという例は、まさしく学校でも似たような事例が起きていてリアリティにびっくり。
品物がよければ売れるわけじゃない、というところの解説が感情に傾くことなくていねいに展開されてゆく様は必見。
番外編│今月のおすすめ映画
「メッセージ」
7月の大本命。
お盆休み暇してるという人に全力でおすすめしたい映画がこれ。
柿の種です。
SFやエイリアンかあ……あんまり好きじゃないなあ、という人のほうがむしろ楽しめると思っています。現代文学、とりわけ答えのない問いを追求する小説がお好きな方なら絶対にハマるはず。
逆にエイリアンVSプレデターみたいなSFとか、スターウォーズみたいな異星ものを求めている人はちょっと違うなと感じるかも。
なぜなら、この映画のテーマは「言語」だから。
エイリアンを駆逐したり、宇宙船に乗って宇宙の彼方に行ったりということはしませんが、言語学者のルイーズが文字を通して異星生物と交流するこの映画、どんでん返しがとんでもないです。
核心に触れたときの「!?」感がたまらなく気持ちいいですよ……!
小説も面白いのですが、個人的には映画→小説の順で触れた方がわかりやすいと思ったので、今回はおすすめ映画として紹介。
あんまり好きすぎてレビュー記事書きました。
8月に読みたい本
「エッセンシャル思考」と「ドリルを売るには穴を売れ」の感想をまとめておきたいので、8月の積読は少し控えめ。
● 瀬尾まいこ「卵の緒」
● 新井素子「チグリスとユーフラテス」
● 景山民夫「遠い海から来たCOO」
まとめ
7月は勉強月間となりました!
普段は手に取らないビジネス書に学び、映画に心動かされた1ヶ月。
みなさまのイチオシ本、Twitterやコメント欄にて、教えていただけましたら幸いです*
それでは!